布団とベッド、あなたはどっち派?? 一人暮らしの寝具はベッドがおすすめ
ベッドと布団、どっちで寝るか悩んでるあなた
家具家電レンタルの達人、レンタルジャーナリスト神武のブログへようこそお越しくださいました!
私はこれまで何度も引越しを経験し、その時々でベッドと布団の両方を使用してきました。これまでの体験を基に、果たしてベッドと布団のどっとで寝る方が良いのかレポートしてみました。
目次
布団で寝ますか?ベッドで寝ますか?
皆さんはベッドで寝ていますか? 布団で寝ていますか?
ベッドと布団、どちらで寝ている人の方が多いかについて公的な統計はありませんが、インテリア家具メーカー等がネット上で公表しているアンケートを見ると、若干ベッドで寝ている人の方が多い結果が出ています。
アンケート結果から分かることは・・・
<布団派>
中高年層や家族暮らしの方の割合が高い。布団で寝る主な理由は、「和風家屋で畳の部屋だから」、「ベッドを置くスペースが無い」、「ベッド代が高い」等
<ベッド派>
若者層と高齢層、一人暮らしの割合が高い。ベッドで寝る主な理由は、「部屋がフローリングだから」、「布団を片付ける手間がかからない」、「寝起き動作に優しい」等
布団やベッド寝る理由をそれぞれ比べると、布団で寝る人はやむなく布団で寝ている感じの理由が見受けられます。一昔前までは布団が主流だったと思いますが、建築家屋が和風家屋から洋風家屋主流へ移り変わり、旅館宿泊からホテル宿泊へ移り変わりと、時代の流れを考えると今後もベッド派が増えていくのではないでしょうか。
今後もベッド派が増えていくとは思いますが、ベッドと布団それぞれに良い点悪い点がありますので、これからの記事を参考に布団で寝るかベッド寝るかを考えてみてください。
ベッドで寝るメリット、布団の片付けがいらない
布団の片付けがいらない
毎日布団を上げ下ろしするのは本当に大変です。一人暮らしを始めたての時は、布団の片付けを継続できると思いますが、段々と面倒を感じてきます。
直ぐに横になることができる
疲れて帰った時、直ぐベッドに寝転ぶことができます。やっと家に帰ってから、押入れから布団を出して敷くのは辛いです。ベッドだと面倒な手間をかける必要がありません。
身体的にベッドの方が寝起きが楽
年配の方、身体に負傷を抱えている方にとって、床に敷いてある布団に寝転んだり起き上がったりすることは大きな負担となります。ベッドの場合は高さがあるので、その負担が軽減されます。
ソファー代わりに休憩できてくつろげる
少し一休みしたい時、本を読んだりTVを見たい時、座ったり寝転んだりする場所として、ソファー代わりに利用することができます。
ベッドの高さがほこりアレルギー対策になる。
ハウスダストは床に溜まるので、ほこりアレルギー体質の方はベッドの方がアレルギー発症を抑えることができます。
ベッドで寝るデメリット、スペースが取られる
ベッドを置くことで、物理的に部屋のスペースが取られる
ベッドは常に置きっぱなしになり場所をとります。ベッド下収納が使える商品もありますが、どうしても部屋の使える広さは制限されることになります。
ベッドの移動は大変なため、掃除や部屋の配置換えが難しい
ベッド下にホコリが溜まりやすいですが、ベッドを動かせないため掃除がしにくいです。また気分転換等で部屋の配置転換をしようと思っても、自分一人でベッドを動かすのは難しいと思います。
一緒に寝る人が増えた場合等、寝るスペースを広げるには買い替えしかない
最初は一人暮らしだったけど、恋人ができた等の理由で寝る人が増えた場合。シングルベッドに2人が寝るのは狭いです。仮に寝れたとしても快適な睡眠はできません。大きいベッドに買い替えるにしても、金額的に大きな負担となります。
ベッドの組立、解体、処分が手間
ベッドを部屋に搬入するため玄関扉サイズに収まる必要性から、ベッドは組立式が多いくなっています。大抵は購入店舗や引っ越し業者が組立解体をしてくれますが、組立代の費用がかかる可能性があります。また捨てる際には大型粗大ごみの処分費用がかかる可能性があります。
布団で寝るメリット、部屋を広く使うことができる
布団を片付けると、部屋を広く使うことができる、配置替えも簡単
布団は片付けが簡単、また敷く場所も自由に選べるので、友達が来たときの場所確保や部屋の配置換えも自由にできる。
掃除がしやすい
布団は片付けることができるので、掃除が楽チンです。ホコリが溜まることもありません。
寝相が悪くても問題が無い
寝相が悪い方がベッドで寝ると、ベッドから落たり掛布団を落としたりと寝心地が良くないかもしれません。布団の場合はそういう心配がありませんので安心して熟睡できます。
干した後の布団は清潔で寝心地が良い
布団は天日干しができます。太陽の光を浴びた後のふかふかした布団の寝心地は抜群です。また布団を干すことで清潔も保つことができます。
布団で寝るデメリット、布団の上げ下げが手間
布団の上げ下げが手間、怠ると万年布団はダニカビの温床となる
毎日、布団を上げ下げするのは手間です。かといって、それを怠り布団を長期間敷きっぱなしにすると、気付かない間に布団と床の間に湿気がたまってカビの発生につながります。
床ホコリを吸い込むのでアレルギー持ちには辛い
ホコリは床下に溜まる傾向がありますので、ホコリに敏感な人には辛いかもしれません。
身体的な不調の時、寝起き動作が大変
例えば高齢者や膝痛持ち、腰痛持ちの方は、寝起き動作や布団の上げ下げが大変だと思います。ベッドに比べると、寝ている状態から立ち上がる動作の負担が大きくなります。
ベッドと布団、寝るのにおすすめはどちら? おすすめはベッドですよ♪
さて、これまでベッドで寝る、布団で寝ることのメリットとデメリットを述べてきました。
結局、どちらが良いかはその人の生活スタイルにもよるのですが(笑)、敢えて優劣を付けるならベッドで寝る方に軍配を上げます。
ベッドを選んだ最大の理由は、布団を片付ける手間が無いことです。
想像してみてください。
朝起きて慌ただしい中、布団を片付ける時間が取れますか? しかも毎日・・・
学校や仕事で疲れて帰ってきた時、布団を敷くのは大変じゃないですか? しかも毎日・・・
私も新しい布団を購入した当初は、毎日布団の上げ下げをして綺麗にしていました。また週に1度は布団の天日干しをして、ふかふかの気持ち良い布団で寝ていました。ところが生活に慣れが出てくると、どうしても布団の片付けが手間で後回しになってきました。
そういう理由で、私はベッドをおすすめします。
寝具メーカーの専門家にインタビュー! 布団とベッドに関する意見を聞きました
レンタルジャーナリスト神武の個人的な見解としてはベッドがお勧めですが、たまたま寝具を企画している某大手メーカー担当者の方と話す機会があったので、「布団とベッドどちらがおすすめなのか」を聞いてみました。
そのメーカーでは布団とベッド両方の商品企画製造をしているとのことで、どちらかに肩入れした意見ではなくフェアな見解を教えてくれました。
Q、布団とベッド、寝るのにおすすめはどちらでしょうか?
A、それぞれメリットとデメリットがあるので、生活環境や何を優先するかによって答えが変わってきます。例えば部屋を広く使いたい方は布団の方が良いと思いますが、布団の片付けや起き上がる手間を省きたい方はベッドの方が良いと思います。
Q、では、寝心地の面でおすすめはどちらでしょうか?
A、寝心地については布団やベッドマットレスの商品自体の問題になるので、布団だからベッドだからおすすめするという答えにはならないです。ただ、床がフローリングの場合はベッドの方がおすすめです。フローリングのように硬い床では寝心地が若干悪くなります。またフローリングの冷たさと布団の温かさが反応して結露が発生することがあり、カビの原因となります。
Q、健康の面でおすすめはどちらでしょうか?
A、定期的に天日干しや布団乾燥機を使って清潔にしていれば、どちらも問題ありません。敢えて言いますと、アレルギーで床のホコリが気になる方はベッドがおすすめとなります。
Q、布団にするかベッドにするか、何かポイントや決め手はありますでしょうか?
A、布団にするかベッドにするかというのは、実は快適な睡眠を取るための手段に過ぎないのです。快適な睡眠のためには「睡眠時間」、「リラックス」、「部屋の暗さ」、「規則正しい生活」、「寝具枕の相性」など、様々な要素があります。ですから、布団にするかベッドにするかは深く悩み過ぎずに、自分の気に入った直感で選んでみてはどうでしょうか?
質問回答にご協力頂きました某大手メーカーH様ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
部屋が狭いワンルーム一人暮らし おすすめの寝具はベッド?布団?
さて、これまでどちらかと言うとベッドをお勧めしてきましたが、部屋が狭いワンルームに住んでいる一人暮らしの場合はどうなるのでしょうか。
私の答えは一人暮らしでも「ベッドがおすすめ」です。
一人暮らしの小さな部屋の場合は、ベッドを置くと部屋のスペースが狭くなるし布団の方が良いんじゃないかと思った皆さん、違います(笑)
実は、一人暮らしならではの理由があります。
家族と一緒に暮らしている時は、家族が布団を片付けてくれるケースが多いので気付かないですが、布団の片付けは本当に面倒です。また布団を片付けるといっても、狭い一人暮らしの部屋で布団を収納できる押入れスペースは余っていないこともあります。
(片付け好きな方には当てはまらないかもしれませんが、)私の経験上、一人暮らしでもベッドが絶対にお勧めです。
ベッドのデメリットであるスペース不足については、収納付きのベッドを選べばカバーできますし、一人暮らしでは段々と布団の敷きっ放しになってしまい、自分に甘い生活になりがちです。
それなら最初からベッドにして、自分に甘い生活をされてみてはいかがでしょうか(笑)